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マイナンバーカードを用いた健康保険証利用の本格運用について

2021-11-19

こんばんは。社会保険労務士・行政書士の浜田です。

今日は、マイナンバーカードを用いた健康保険証利用の本格運用について、お話しします。

2021年10月20日から、マイナンバーカードの健康保険証利用の本格運用がスタートしました

そもそもマイナンバーカードを健康保険証として利用するためには何をするべきなのかお話しします。

・マイナポータル(検索すれば、すぐに出てきます)・セブン銀行にて申込みを利用申し込みを行う。

たったこれだけです(笑)

↓セブン銀行についてはこちら↓

※医療機関・薬局の顔認証付きカードリーダーでも申し込みができるらしいのですが、私自身は、現時点で置いてあるのを見たことがありません(まぁ、あまり病院に行かないのもあるのですが…)。

マイナンバーカードにすることで得られるメリット

・マイナンバーカードが、保険証になる(就職・転職・引っ越しをしてもマイナンバーカードがあれば大丈夫!)。
※手続き自体は必要になるケースがございます。

・医療機関で情報連携をしてもらえるので、どんな薬をもらっているか等がわかるようになる。

・高額療養費制度(めちゃくちゃ値段の高い医療を受けている場合に、所得に応じて一定限度を超えると自己負担をしなくてよくなる制度)における限度額を超える支払について、 限度額適用認定証がなくても免除されます。

・本人の資格の確認が容易になる⇒事務処理の効率化

・医療保険の請求誤りが少なくなる(情報共有がなされるため)

・確定申告の医療費控除がマイナポータルで簡単にできる。

実際に使える医療機関・薬局について

実際に使用できる医療機関・薬局には下記のステッカーが貼られています。

厚生労働省HP

※医療機関・薬局によって開始時期が異なります。利用できる医療機関・薬局については、下記の厚生労働省のホームページにて公開しています。

マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局についてのお知らせ(国民向け) | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

どうやって使うのか?

受付時に、患者自らがマイナンバーカードを窓口に設置されたカードリーダー(※)に置きます。
1.「顔認証付きカードリーダー」の場合は、

  • 顔認証(カードのICチップ内の写真データと窓口で撮影した顔を比較) 又は
  • 患者が4桁の暗証番号を入力

により、本人確認を行います(窓口職員の目視も可)。

2.「汎用カードリーダー」の場合は、

  • 患者が4桁の暗証番号を入力 又は
  • 窓口職員の目視

により本人確認を行います。

※マイナンバーカードのICチップの読み取り機能があるカードリーダー

不要になる書類について

  • 保険者証類(健康保険被保険者証 / 国民健康保険被保険者証 / 高齢受給者証等)
  • 被保険者資格証明書
  • 限度額適用認定証 / 限度額適用・標準負担減額認定証
  • 特定疾病療養受療証

等の持参が不要となります。
 なお、限度額適用認定証 / 限度額適用・標準負担額減額認定証は、従来は事前に保険者に申請する必要がありましたが、今後オンライン資格確認が導入された医療機関では原則として、申請なしに限度額が適用されます。

そもそもマイナンバーカード持ち歩いても大丈夫?

私自身もマイナンバーカードは、基本持ち歩いていなかったのですが、どうやら持ち歩いても大丈夫なようです。

※万が一、マイナンバーの裏面にかかれている番号を見られても悪用するのは困難らしいです。
※でも、「紛失」はマズいので注意しましょう。
⇒万が一、紛失や盗難にあっても、24時間365日体制で一時利用停止可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

マイナンバーカードを用いることで、保険証を利用することがなくなりますし、また、使用している薬の情報などが情報共有されるため、いい医療を受けられることになりそうですね。

申し込みは、マイナポータル等で簡単にできるので、やってみる価値はありそうです。

マイナンバーカードは、番号を見られても大丈夫なので、キャッシュカードのように大事に持ち運べば大丈夫と言えるでしょう。

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